妻であるあなたが「別れたい」と思っていなくとも夫が離婚を考え出した、それを妻であるあなたに伝えたと、となると家庭の中は今まで通りというわけにはいかなくなります。
ぎくしゃくしたり、夫喧嘩が増えたり、雰囲気が暗くなったりと何かしらの影響を受けることでしょう。
それを子供たちがどうとらえているのか、どのような影響があるのか。
子供が成人するまでは離婚を踏みとどまるという選択をする夫婦がいるのはなぜなのか、自分たちは何をどう選択するべきなのか。
あなたにとって、あなたのお子さんにとってベストな選択をするためにしっかり考えていきましょう!
参考記事:旦那から離婚宣告を切り出されたら?あなたが返すべき言葉はこれ!
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親の離婚が子供に与えるストレス
情緒不安定になる
お子さんの年齢にもよりますが、親の離婚はどうしても生活の変化を伴うため大きな影響を与えると言わざるを得ません。
特に一見わかりにくいのが精神的に傷つくことによる影響です。
自分のルーツを失うような、足元の頑丈だと思っていた土台が崩れていく不安感、両親が自分の愛することよりも自分たちの諍いを優先したことへの寂しさ、誰も自分を思いやってくれないような飢餓感などなど、様々な悩みを抱えることになりかねない親の離婚。
食欲不振、不眠、落ち込み、粗暴になるなどいろいろな形でこの影響は顔を出してくるでしょう。
お子さん自身にとっても初めての困難さで、自分ひとりの力で乗り越えるのは至難の業と言わざるを得ません。
頼りにしたい両親は自分たちの離婚問題で子供の心の不調になかなか手を差し伸べてあげられない状態だとすると、子供のストレスは子供が抱えたままになってしまうのでしょうか?
そのストレスを抱えたまま大人になっていくことで様々は弊害が起きそうなのに、親として打つ手はないのでしょうか?
親自身が子供の変化に気が付く、あるいは子供のほうから親に不調を訴える、あるいは子供の友人や先生が不調に気付いて親の耳に入れる、などということがあるといいのですが、全てのケースに当てはまることは期待しづらいですね。
親の方も離婚によって、以前より仕事や家事が増えて忙しい思いをしている可能性が高い時期です。
子供の異変に気が付いたとしても、そこに時間や労力を割く心と時間の余裕が果たしてあるでしょうか?
そのうち元通りになると放置してしまいそうではありませんか?
そこまで子供に負担をかける可能性があることを前提に、離婚のことを考えていくのが親の責任と言えるでしょう。
参考記事: 夫が子供がいるのに離婚したいと言い、離婚の危機を迎えたら?離婚回避するための方法
成績が下がる、部活をやめるなどの変化
親の離婚の影響で将来に対しての不安や日々の生活への不満などから無気力になるお子さんもいます。
勉強机に向かっていても内容が頭に入ってこない、不安から夜も熟睡できないため授業にも眠気が邪魔して集中できない、結果成績が下がり、成績が下がったことで自信を無くすという負のスパイラルに陥りかねません。
また、それまでに熱心に参加していた部活動やボランティアなどへの情熱も失い、今まで嬉々として活動していたことから遠ざかるということもあります。
それまで情熱をささげていたものが急に無意味に思えてくるためです。
それほど家庭が揺らぐということは幼い心を蝕むものなのです。
離婚という選択肢しかないとなった時、親としてどうフォローしていくのかということまで含めて考えていく必要があるでしょう。
子どもの経済環境の悪化
片親になれば、それまでと全く同じ生活を送ることが困難になるケースがほどんとでしょう。
今までよりも節約したり、買うものや行くお店が変わってくるということもあるでしょう。ご飯のおかずが1品減っていたり、おやつの中身が変わってくるかもしれません。
そういう変化を親子で楽しみながら乗り切れるならなにも問題はありません。
ただ、親子で落ち込んでしまう可能性がある場合は要注意です。
この世の中、お金がすべてではありませんが、お金で解決できることが多数あることも事実です。
子どもに多少に不自由を強いることは覚悟しておく必要があります。
もちろん、親であるあなた自身も。
他者への不信感
一番信頼すべき身近な存在である親が離婚した、となると一体これから先、誰を信じたらいいのだという気持ちが芽生えるお子さんがいても不思議ではありません。
親の離婚がきっかけで周囲との人間関係がぎくしゃくしだすお子さんもいます。
相手を信じて親しくなっても、いつかいなくなるのではないか、どこかで裏切られるのではないか、そんな思いを抱えながら生きていくことになるかもしれないのです。
まとめ
ご夫婦の形の数だけいろいろな悩みがあり、様々な揉めごとがあることでしょう。その結
果、離婚話に進展することも中にはあるでしょうし、表立って揉めていなくとも”離婚予備軍”と言えるご夫婦も多数いることでしょう。
そんな時、子供の存在が離婚を思いとどまらせるかもしれませんし、険悪な夫婦のもとで育つよりいいだろうという判断が下されることもあるでしょう。
何が正解なのかは、それぞれで違います。
お互いにとって一番と思える解決方法に行き当たるまで、とことん議論を尽くし後悔のない選択をするようにしましょう。
根気がいることではありますが、あなたにしかできないことです。
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