離婚したい夫と離婚したくない妻、できれば別居はせずに今後の話をする体制,つまりいつでも連絡がすぐ取れる状態をキープしていてほしいものです。
そうは言っても、何らかの事情で別居せざるを得ないことも。
そして、理由はどうあれ別居すると一気に離婚へと話が進みそうにも思える中、別居はするけど離婚はしない、という状態が続くことも。
こんな時の妻の心の内側、離婚したくないあなたの心理を読み解きつつ今後の流れを考えていきましょう。
参考記事:旦那から離婚宣告を切り出されたら?あなたが返すべき言葉はこれ!
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離婚はしたくないけど別居はしたい妻の7つの本音
少し妻を休みたいだけ
夫に離婚を切り出されて、それでも毎日の生活はあって、心身ともにへとへとなあなたが現実逃避をしたくなっても何の不思議もありません。
今の精神状態ではとても日々の暮らしを回していくことができない、一度一人になってゆっくりしたいと思うのも無理のないこと。
妻というのは家族の都合で自分の都合が左右されることが多いものです。
これまで自分をたくさん犠牲にして家族のために尽くしてきたのに、離婚の話が出るだなんて、まるで今までの自分の頑張りを否定されたかのような気持ちになるのも致し方ありません。
そしてそんな気持ちを抱えたまま、今まで通りの家事をこなすのはとてもしんどいですよね。
ここは一度家庭から離れ、主婦業をお休みし、誰かの奥さんでも誰かのママでもない、自分に立ち返る時間を持つというのは贅沢でもなんでもなく必要な時間ととらえるべきです。
このような心理の時の私のお勧めは、別居ではなく旅に出るなど、ホテル暮らしを数日してみること。
ホテル暮らしなら一切の家事からも解放され、自分の心の洗濯にぴったりなのです。
好きな時間に起きて、家族の好物ではなく自分の好物だけを食べ、自分の好きな映画を見て、自分の生きたい街へ行き、自分の好きなことだけをする時間を持つ。
こうして自分主体で過ごす時間を持つことが今後の人生を考えるうえで何より大切なのです。
あなたの人生の主役はあなたです。
突然の離婚話に動揺し、困り果てているかもしれませんが、あなたの人生は夫ではなく、あなたが決めるべきなのです。
心身を整えて、この振ってかかった離婚話に冷静に取り組みましょう。そのためにも鋭気を養いましょう。
経済的に別れるわけにいかない
妻であるあなたが仕事をしているかどうか、つまりあなた名義の収入があるかどうか、に関わらずお金の問題がまずは大きい。
二人で暮らして行くのと別々に暮らして行くのとではかかるお金が違ってきます。
まして子連れ離婚となると状況はさらに厳しいものに。
離婚話を持ちかけてくるような旦那とは別れてやる!と息巻いても、お金がないことには早速日々の生活から困るわけで、実際「シングルマザーの貧困」という言葉はずいぶんいろいろなところで目にします。
その現実を前に離婚を選択できるのか、そう思った時に離婚へは二の足を踏んでしまう。でも離婚を切り出してきた夫とは一つ屋根の下で暮らしたくない。
そこで究極の選択「別居」ということになるのです。
私の知人には自分に経済力がついて大丈夫、と思えるまで離婚を待ってもらったという女性もいます。
ご主人の方も共に暮らしてきた相手の準備が整うまで離婚を待つ、という点に納得してくれたからこそできたことです。
さあ、この先どうしますか?経済力を身につけて夫から自立しますか?
今までのことを謝ってまた一緒に暮らす道を選びますか?
何を選択するのが自分にとって一番の幸せですか?
冷却期間として必要と考えただけ
ほとぼりが冷めるまで離れて暮らしましょう、という考えの元に別居する、というのがこのパターン。
とにかく顔を合わせれば喧嘩になる、家の中が険悪なムードになる。一緒にいると傷つけるようなことばかり言ってしまう。
お互い頭を冷やして自分の気持ちに向き合って、離婚するのか結婚を続けるのか、それぞれが答えを出せるまで離れて暮らしましょう、ということですね。
これは一見理にかなっている素晴らしいアイディアではあります。
相手が自分との離婚を考えているのかと思うとそれだけで腹が立ちますものね。
その相手としばし距離を置いて今後について考えてみる。そういう時間を持ちたくなる気持ちはとても分かります。
ですが、冒頭でも触れたように、離婚話を進めていくうえでは常に連絡のつきやすい状態をキープするよう心がけるのが離婚したくない側の心がけるべきこと。
やはり物理的な距離ができてしまうと、まめに連絡を取ることができなくなっていきます。
二人の関係性が危うい時に離れて暮らすこと、これはもちろん当初の目論み通りに冷静に考えられる冷却期間となることもありますが、別離への加速を手伝うことにもなりかねません。
つまり、別居するからには修復の可能性と同じくらい、離婚への可能性もあるのだということを覚悟しておくべきなのです。
まだ夫を愛している
夫はあなたとの離婚と考えているのに、あなたは離婚したくない。その気持ちの中には自分に愛想をつかしたらしい旦那でも、まだまだ好きという気持ちがあるから。
喧嘩することもあれば、意見が合わなくて家の中が何日か険悪だったこともある。
ついつい寄り添えないようなこともあったし、何もかも順調な夫婦生活ではなかった面はある。
でも、それでも夫婦なんだからずっと一緒に生きていくものだと、べったり一緒にいることだけが愛情ではない、この距離間でも空気のような存在でも、夫婦として一生を共にするのだ。
そう思ってきた相手からこの先の人生を共に過ごす気はないと宣言されて、すぐに「はい、そうですか」とはなかなか言えないものです。
あなたのご主人への気持ちが本当に愛情から来ているものならば、手放すことも一つの愛の形です。
ご主人の幸せを考えた時、あなたとの結婚生活が正解と思えるのかどうか、辛い側面がありますが、よくよくご自身の気持ちと向き合ってみましょう。
子どものため
お子さんがいるご家庭は、やはり子供のことを抜きに離婚を考えるわけにはいきません。
特にお子さんの年齢や性別、性格など考慮してあげたい点がたくさんあります。
片親で育つのがかわいそうなのか、いがみ合う両親のもとにいるより片親の方がむしろ幸せなのか。
それぞれの状況を踏まえて判断するべきなので、絶対的な正解があるとは言えません。
実際、お子さんにはお金もかかるし、手もかかります。
進路や人間関係などに悩むわが子を片親で支えるのが大変な時もあるでしょう。
つまり経済的にも精神面でも親がしっかりしていることが子供を育てていくうえでの大前提になります。
子どもが成人するまでは協力しよう、という結論に至るご夫婦もいますから、何を大事にするべきなのか、慎重に検討してよく話し合って考えてみる必要があります。
世間体が悪いから
社会性ある日常を送っていると、「離婚した」と世間に知られることがマイナスになる、ということもあります。
仕事柄、離婚したことが周囲に知れると仕事に差し支える、という方もいることでしょう。
でも、一つ屋根の下で暮らすのはいやだということで、別居、あるいは家庭内別居という選択をするご夫婦もいらっしゃいます。
このまま仮面夫婦を続けるのか、世間体を気にしなくていい状況にご自分の環境を整えるか。
夫婦の形はいろいろですが、基本的に夫婦には同居の義務があります。
別居を続けていると離婚請求をされたときに、よほど正当な理由がない限り不利に働きますので、その点も考慮しての別居でありますよう。
夫の退職を待ちたい
離婚したいという気持ちがありつつ、すぐに離婚に応じない妻の心理の一つには、夫の退職金を考えている、ということも上げられます。
夫婦二人、二人三脚で築いた家庭、その家庭があったからこそ夫も仕事ができた来たわけなので、退職金の半分は妻がもらう権利がある。
つまり、この場合の別居は、離婚のタイミングを図るために離婚を先延ばしにしている状態の別居ということになります。
ただ、これはあくまで妻側の理由であって、退職金を渡したくないという理由から何とかその手前で離婚を成立させたいと夫が考えても不思議ではありません。
自分に有利に働くことばかりではないので、この場合の別居は慎重であるべきです。
まとめ
離婚はしたくないけど別居はしたい妻の7つの本音とその心理を見てきました。
これらどれか一つに該当する方もいれば、複数の本音があっての別居という方もいるでしょう。
いずれにしても同居のまま離婚回避をするよりも、別居した後での修復には時間も労力もかかるという覚悟は必要です。
脅すわけではありませんが、その点の覚悟は必要です。
そして、これから先の交渉事の中では、心が折れそうになることがあるかもしれません。
でもあなたの人生の主役はあなたであり、この問題を一番うまくあなたの幸せのために解決できるのはあなただけなのです。
心と体の調子を整えて、あなたの望む未来のために前進しましょう!応援しています。
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