夫との関係がぎくしゃくしてきたときに出てくる可能性のある問題の一つに別居するかしないかということがあります。
夫から別居したいと切り出されたけれど、家庭内別居も、本来の意味での別居もしたくない…そう思う妻は別居を望む夫にどう答えるべきでしょうか。
周りの人に相談しても、冷却期間として必要だ、という人もいれば、夫婦は絶対離れて暮らしてはダメだという人もいるでしょう。相談すればするほど悩むことにもなりかねません。
では、一体何を基準にしてどう答えたらいいのか、ここではそのヒントになるお話をしていきます。
今後の夫婦生活をどうしていきたいのかも踏まえて考えていきましょう!
大丈夫、あなたが望まなければ離婚ということにはなりません。
ですから落ち着いて自分がどうしたいのかということに向き合っていきましょう。
参考記事:旦那から離婚宣告を切り出されたら?あなたが返すべき言葉はこれ!
コンテンツ
別居と一口に言っても中身は様々
別居の種類
一口に「別居」と言っても、その実態は様々です。
例えば具体的には、
●離婚したいが相手が離婚に応じないため、一旦とりあえずの別居をする場合
●片方が離婚をしたがっていて、もう片方はどうしても離婚したくない。
相手からは日々離婚を要求されるのがつらいために逃れるように別居をする場合●一緒にいること自体が日々のストレスなので、一度別居してお互いの存在を感じない生活にして冷却期間を置いたほうが良い場合
●子供のこともあるので、離婚は避けたいが相手のことは嫌いなので、離れて暮らそうという点で合意した場合
●セックスレスが何年も続いている。離婚するしないよりも、お互い干渉しあわない生活を送るために(家庭内)別居する場合
●DV(家庭内暴力)のひどい夫から逃れ、生命の危機から逃れるために別居する場合
●純粋にお互いから離れて自分と向き合うための冷却期間として別居する場合
●夫がいるだけでストレスなので、出来る限り同じ部屋に長時間一緒にいないようにする家庭内別居の場合
などなど、細かく分けるといろいろな別居パターンがあります。
実際にはここに当てはまらない事例もあることでしょう。別居する、とは、家を分けて別々に暮らすことと、一つの家庭にいながら寝室を別にすること、などの家庭内別居を含んでいます。
別居の先に待っているものは?
家庭内別居であっても、本来の別居であっても、別居は間違いなく「離婚」への第一歩です。
しかし、ここで間違えてはいけないのは、離婚に向かう第一歩でもあり、離婚を避ける第一歩でもあるということ、そして、もっと大きなトラブルを避けるための第一歩でもあることです。
もっと大きなトラブルとは、一緒にいることで、日々のストレスを抱えすぎて相手を言葉や暴力で傷つけたり、ひどい時には実際に危害を加えてしまうなどのトラブルのことです。
ここまでの緊急性の高い事態を招いているのなら、修復を考えるよりも別離を優先して考えるべきと言えます。
ただ、命の危機があるレベルではなく、離婚はせずとも別居することによってお互いを冷静に見ようと思えるのであれば、結果として関係の修復が叶うケースもゼロではありません。
但し、割合で言えば、別居を一度選択したご夫婦は、その後離婚に踏み切るケースが多い。
その可能性を覚悟をして別居に臨んでほしいのです。修復してもしなくてもという、今後の発展加減に身を任せるというならば別居も有効、というくらいに捉えてほしいのです。
つまり、絶対修復をという思いがあるのであらば、まず別居に至らないようにすることを考えるべきなのです。
別居してしまうとコミュニケーションを図ることがどうしても減るため、疎遠になるレールにわざわざ乗るようなもの。さあ、あなたは別居を許容しますか?しませんか?
それでも別居を強いられたら?
「私は別居なんてしたくないのに、別居したいと一方的に言われてどうしたらいいかわからない…」とお悩みの方は、離婚を切り出されたのと同じくらい、辛く苦しい精神状態に陥ります。
一度別居を受け入れたら、その先には離婚という二文字が見え隠れしている。そのため、辛く苦しい思いをすることになるのです。
別居したくない、離婚したくないと切に願っているのであれば、まず冷静に見極めなければならないことがあります。
●なぜ夫は別居をしたいのか?
●別居したいのは浮気相手がいるからなのか?
●別居した後の展開を夫はどう考えているのか?
●別居したとしたら夫はどこでどのような生活を送るのか?
●別居したら連絡手段や頻度はどうなるのか?
というように、別居したい理由や別居したあとにに考えられることをしっかりと考え、夫婦間で意識の差を埋めておく必要があります。
ここの認識が違うまま別居に踏みこむと、のちのトラブルのもととなりますから。別居の期限を決めるのも一案です。
まとめ
別居と一口に言ってもその背景は様々で、一概にいいとも悪いとも言いにくい側面があります。
ですが、別居をしようということは離婚する確率が高まるという覚悟が必要であること、可能ならば別居せずに修復のための時間を持つこと、別れたくない妻はこの点を譲らずに済むよう、心を配っていきましょう。
あなた一人では心細くても一人でも背中を押してくれる人がいると安心ですね。
その役回りは人にとどまらず本でもペットでもなんでもいいと思います。
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