夫から「離婚したい」「別居を考えてる」などと切り出されて、「あら、私も同じことを考えていたの」という妻はまずいないでしょう。
突然の申し出に驚き悲しみ、ショックのあまり相手を非難してしまうかもしれません。
でもここはまずは冷静になって、自分が本当のところどうしたいのかを見極めましょう。
そう言われてみれば、離婚してもいいかも、別居も選択肢のうちね、と離婚への抵抗がないと思う方はもうここから先はお読みにならなくて大丈夫です。
離婚も別居も絶対いやと思われた方のみ、これらを回避する奥の手についてみていきましょう!
参考記事:旦那から離婚宣告を切り出されたら?あなたが返すべき言葉はこれ!
コンテンツ
別居も離婚も回避するための奥の手
奥の手を使う前の大前提
離婚や別居を避けたいと思っているあなたに、まず考えていただきたいことが一つあります。
それは離婚を切り出した相手つまりご主人に考え直すように説得したいあなたが、どうアプローチすれば彼は聞く耳を持ってくれるのか、ということです。
自分の意見と全く反対の意見を押し付けられては反発するばかりで話し合いにならない、というのは想像がつきますよね?
何しろ離婚を言い出したばかりです、あなたの反応がどうあれこの主張を押し通そうと思っている人なのです。
離婚したいと思っている相手にただただ「別れたくない」という気持ちをぶつけるだけでは話が堂々巡りになってしまいます。
話を前に進めるためにはまず離婚や別居の話以前にほかの話をしていくことが大前提になるのです。
日常会話を増やしてみる
え?そんな簡単なこと?と思われるかもしれませんが、別離の話が出た背景として、夫婦のコミュニケーション不足が原因の一つとして考えられます。
「おはよう」「ありがとう」「行ってらっしゃい」「おやすみなさい」こんな声かけを普段からきちんとしていますか?
あまりに夫婦仲が悪化していて、こんな挨拶はとてもとてもということであれば、手書きのメモやメールでも構いません。他愛のないコミュニケーションから増やすよう意識してみてください。
まずは話し合うベース作りから、ということです。
焦って離婚や別居の話などはこの段階では持ち出さないように。夫の聞く耳が育つまでじっくり待ちましょう。
とはいえ夫がしたいのはに日常会話ではなく離婚へ向けての話し合いです。
どうも夫がじりじりしているなと感じたら、大事な問題だから自分なりにじっくり考えているということをやんわり伝えましょう。
「急に言われてもそうすぐ答えが出せるような問題ではない、私にとって人生の一大事なのだ」ということは理解していもらいたいものです。
感情的にならない
夫が自分との離婚を考えているのかと思うとついイライラとしてしまうこともあるでしょう。
不安な気持ちや不平不満を夫にぶつけたくもなるでしょう。
でも、あなたが感情的になると夫も感情的になってしまい、冷静な話し合いから遠ざかってしまいます。
今はあなたの別れたくないという気持ちを伝えるための土壌作りの時期なので、慌てず焦らず感情的にならずに過ごすよう心がけましょう。
もちろん、ある程度の時間は必要ですし、誰か相談する、瞑想やヨガで心を整えるなどご自分に合った方法で冷静さ、客観的視点を取り戻したうえでご主人と向き合うべきです。
一時の怒りの感情に任せて相手を非難したり、勢いで離婚を承諾することのないように。くれぐれも慎重に話を進めましょう。
あなたの人生の一大事なのですから。
第三者に頼る
さあ、落ち着いて話ができそうかなと思ってきたときに、やはりまだ夫が冷静に話し合いに応じてくれないようだったら、第三者に頼るのも一案です。
信頼できる第三者、これはご夫婦によって様々だと思いますが、知人にお願いする方がいきなり弁護士などの専門家に頼むよりもお互い気を楽にして話せるかもしれません。カウンセラーに相談するのも一つです。
いずれにしても、離婚も別居もしたくないあなたとしては、その意思をきちんと伝えることが大事です。相手の気持ちが落ち着いている頃合いを見計らって伝えてみましょう。
そして第三者に間に入ってもらう時にはあくまで中立の立場の方に依頼すること。
どちらかの親族や友人のように、夫婦のどちらか一方に肩入れするような立場の方に依頼するのはフェアではないし、話がこじれるもとにもなりかねません。
話し合う事柄とは?
いきなり離婚したくないの、別居したくないのと自分の気持ちばかりを押し付けると相手も耳を塞いでしまうかもしれません。
本格的な話し合いに入る前に外堀の話題から触れるようにしていきましょう。
例えば、
- 子供への影響について非難がましくならないように話題にする
- 実家の両親や親せき、兄弟、知人など周囲の人へどう伝えるのかと第三者の目を意識させる
- 貯金などの財産分与やローンの残高の確認など、家庭の財務状況の話をして現実的になってもらう。
- 結婚生活について、妻について思うところをすべて話してもらう。
これらのことについて冷静に淡々と具体的に話してみてください。
決してすがったり泣いたりせずにクールに振舞ってください。
別れるとどうなるのか、具体化してくる中で夫の気持ちが変わる可能性があります。まずは具体的な事実の部分から詰めていくようにしましょう。
泣き落としなど感情に訴えることなどは避けてください。
相手の気持ちをかたくなにしてしまう可能性がるからです。別れたいと思っている女の涙は心に響くどころか嫌悪感を増すことにもなり兼ねないのです。
冷静に大事な話を進めることで、あなたの覚悟も見て取れるというものです。
思わぬ効果のある奥の手とは?
子供からの視点「ママとパパどうしたの?」
両親の揉め事は大なり小なり子供にも影響を及ぼすもの。
直接言い争っているところを見ていなくとも、夫婦がぎくしゃくしている雰囲気やママが元気がない様子などを敏感に肌で感じるものです。
そして素朴な質問として出た「ママとパパどうしたの?」という言葉に大人ははっとさせられる。この子のためにも揉めてる場合じゃない、という考え方が頭をよぎる。
夫婦単位で考えいてたけれど、家族の単位で離婚の可否を考えるということになると結論も変わってくる可能性があります。
結婚前のことをさりげなく思い出させる
独身時代の写真や思い出の地の話など、さりげなく結婚前の仲の良かった、いや熱々だったころの話をしてみるのも一つです。
そういえばあんなことがあった、こんなことがあったと思い出すうちに離婚や別居への意識が薄れてくるかもしれません。
出来れば3か月、具体的な離婚の話をする前にこの記事内にある事柄を実行していけると、案外離婚の危機は去っている可能性があります。
人間の負の感情はそうそう長続きしないものだからです。100%の保証はできませんけれどね。
手料理で再び胃袋をつかむ
離婚話が出る前後は食卓を囲む回数も減っていませんでしたか?
生活時間のずれによるコミュニケーション不足が引き金になったご夫婦などは特に一緒に食事をする回数が新婚時代に比べて激減していたのではないかと思います。
今の時期だからこそ、手は込んでいなくても構わないので手料理を振舞う回数を増やすよう心がけてみるのも一つです。
時間がずれて別々の食事になってしまっても構わないのでぜひ実践してみてください。
この味が食べられなくなるのかと思うと、早まったことを言ったかなと離婚する気が失せる可能性があります。
まとめ
離婚話に正面切って切り込むのはかえって話をこじらせる元。
冷静に話せる状態を作り出し、そこでストレートに切り込むのではなく、当たり障りのないところから攻め込んでいく。
そうして夫の「離婚」「別居」でカチコチになっている頭と心をほぐしてから、離婚も別居もしたくないというあなたの意思を伝えるようにしましょう。
ちょっと根気がいるかもしれません。でも、あなたの人生です。
あなたが頑張って切り盛りしないで誰があなたを幸せにしてくれますか?人任せにできることではありません。あなたの幸せのため、頑張って取り組んでみましょう!
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